透湿性の高い塗料とは？特徴を解説します！
塗装の豆知識
2023.05.01 (Mon) 更新
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外壁塗装・屋根塗装・雨漏り専門店塗り替えＹＵＵＫＩＮＧの那須です。
外壁塗装は劣化するため、塗り替えをお考えの方も多いでしょう。
以前使っていた塗料と同じ種類のものを選んでも良いですが、この機会に透湿性の高い塗料を選んでみてはいかがでしょうか。
透湿性の高い塗料とは、防水性に加えて内側の湿気を逃がす機能を持った塗料を指します。
今回は、透湿性の高い塗料のメリットやデメリットを解説するので、塗料選びの参考になれば幸いです。
Contents
透湿性の高い塗料のメリット
透湿性の高い塗料とは、外側からの水分は通さず、内側の湿気のみ外側に逃がす塗料です。
外側からの防水性が高い塗料の多くは、内側から水分を逃がしにくい性質を持ちます。
そのため、塗料と外壁の間に水分が溜まりやすく、内側から膨らんでしまう恐れがあります。
これは結露やカビの発生リスクも高めるため、健康被害を引き起こす可能性もあるでしょう。
内側からも水分を逃がせる透湿性の高い塗料なら塗料と外壁の間に水分が溜まりにくく、結露やカビの発生を抑えられます。
サイディングには通気層を設けるケースと設けないケースがありますが、直張りのサイディングでは外壁内部に通気層がないため、水分を逃がしにくい構造になっています。
サイディングの方法によっても湿気の溜まりやすさが異なるため、注意しましょう。
モルタル外壁も同様に湿気を逃がす通気層がなく、湿気の溜まりやすい外壁です。
モルタル外壁は水分を含みやすく、雨水を含んだ状態で塗装すると膨らんでしまいます。
塗料に水分を逃がしやすい素材を用いることで、これらの外壁でも結露対策が可能です。
透湿性の高い塗料のデメリット
透湿性の高い塗料を用いる際の注意点は、塗料の性能に頼り過ぎないことです。
確かにこの塗料は内側から水分を逃がす機能を持っていますが、水分を完全に逃がせるわけではありません。
結露対策として有効な手段ではありますが、塗料の塗り替えだけでは不十分な場合もあります。
結露は目に見える場所だけでなく、壁の内側のように見えない場所でも生じる可能性があります。
壁の内側で起こる内部結露は、柱や梁を腐らせる原因にもなります。
塗料を塗り替えた後も、結露に注意しましょう。
まとめ
今回は、透湿性の高い塗料のメリットやデメリットについて解説しました。
透湿性の高い塗料は他の塗料と比べた時のデメリットが少ない一方で、塗料の性能に頼りすぎると気付かぬうちに結露が発生している場合があります。
カビが発生すると健康被害につながるため、注意しましょう。
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