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窯業系サイディングのシーリング材料に発生するトラブルの原因と対策について

塗装の豆知識 2022.05.08 (Sun) 更新

北九州市・中間市・遠賀郡エリアの皆様、こんにちは!

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外壁塗装・屋根塗装・雨漏り専門店塗り替えゆうきんぐの那須です。

だいぶん暑くなってきました。

梅雨前工事が立て込んで来ましたが熱中症対策を行って安全作業で頑張ります。(^^)

 

本日のブログでは窯業系サイディングを塗装した後に、シーリングに変色、ひび割れ、膨れなどが
発生することがあります。
そのトラブルの原因と対策について少しお話をさせて頂きます。

 

シーリング材の上の塗膜の変色(ブリード現象)

原因
シリコン樹脂であるシーリング材には、柔軟性を高めるための可塑剤というものが使われております。
気温の変化によって外壁の収縮が起きた時に、シーリングが割れたり裂けたりするのを防ぐためです。
この可塑剤が塗膜の表面に染み出ると、塗膜が柔らかくなり、埃や汚れが付着して黒ずむ現象が起こります。

対策
①シーリングの打替えの際に、可塑剤が染み出しにくいノンブリードタイプのシーリング材を使用する。
②目地を溶剤ぶきした後に、特殊なプライマー(可塑剤移行防止プライマー)等を塗装してから、
可塑剤が染み出るのを抑制する下塗り材、上塗り材を塗装する。

 

完工直後に起こるシーリング材上の塗膜のひび割れ

原因
シーリング工事のあと、十分な乾燥時間を取らずに塗装工事を行った可能性があります。
シーリング材は、揮発成分を多く含むため、硬化する際にその表面から揮発します。
そして目地の中央あたりからへこみ、表面積が大きくなります。
硬化の途中に塗装を行うと、乾燥した塗膜が引っ張られてシーリング表面の塗膜のひび割れの
原因となる事があります。

対策
シーリングの効果確認後、タッチアップにて補修する。

 

シーリングの増し打ちを行った時に発生する膨れ

※シーリング材の内部がハチの巣状になる現象

原因
増し打ちした際に中に空気を含んだ場合、その閉じこめられた空気は直射日光が当たる事によって
膨張します。それが膨れに繋がったと考えられます。

対策
シーリング材の打替えをした後に塗装工事を行い、硬化したことを確認して目地の上だけタッチアップで
再塗装する。

 

塗装工事直後にこのようなトラブルが起きないようにするには、その建物の状態や環境を正しく判断出来る
業者、また使用するシーリング材の施工仕様をしっかりと把握している業者に依頼する事が大切です。

皆様に笑顔を!

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最後までお読み頂きありがとうございました!

 

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